《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
あたしも後に続いて、
それぞれ一枚ずつクジをひく。



「一日目の2時〜3時か。

花琳は?」



「二日目の12時〜1時……」



「えっ? めちゃめちゃ
お昼の時間じゃん!

いいなー、暇そう」



「いいのかな?

その分呼び込まなきゃ
いけないんだったら、
逆に大変じゃん」



缶に張り付けられてた割当
表に自分達の時間を書き
込みながら、あたしは首を捻る。



「あ、それもそっか……」



その時ガラッとドアの開く
音がして、続けて聞き
覚えのある声があたしの
名を呼んだ。


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