《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
「花琳、いるか〜?」
「将輝………!」
あたしはピクッと肩を
震わせ、かすれた声をあげる。
将輝はあたしの姿を
見つけるとズカズカと
中に入って来て、
「なぁ花琳、食券もう
ちょい買って!
オレ、ノルマさばけて
ねーんだよぉ!」
「はぁっ!?」
とんでもない申し出に、
思わず気まずさも忘れて
大声をあげちゃうあたし。
「どーしてよ。あたしもう
千円分買ってあげてるじゃん!」
将輝のクラスは屋台の
催し物をやる。
_
「将輝………!」
あたしはピクッと肩を
震わせ、かすれた声をあげる。
将輝はあたしの姿を
見つけるとズカズカと
中に入って来て、
「なぁ花琳、食券もう
ちょい買って!
オレ、ノルマさばけて
ねーんだよぉ!」
「はぁっ!?」
とんでもない申し出に、
思わず気まずさも忘れて
大声をあげちゃうあたし。
「どーしてよ。あたしもう
千円分買ってあげてるじゃん!」
将輝のクラスは屋台の
催し物をやる。
_