《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
#7 はじめての恋
* * *
文化祭も無事終わって、
また数日が過ぎた。
風は一段と冷たくなって、
いよいよ本格的な冬の
始まりを告げてる。
あたしの家で過ごす時間は
相変わらずだった。
お母さんは主婦業はしつつも
いつも暗い瞳をしてるし、
お父さんはそんなお母さんに
気を遣って、あたしには
よそよそしい。
でも引っ越しの件を諦めて
ないのは、態度でわかった。
――居心地の悪い家庭。
だけどその中にいながらも、
あたしの心の中だけは、
前と少し違う。
_
文化祭も無事終わって、
また数日が過ぎた。
風は一段と冷たくなって、
いよいよ本格的な冬の
始まりを告げてる。
あたしの家で過ごす時間は
相変わらずだった。
お母さんは主婦業はしつつも
いつも暗い瞳をしてるし、
お父さんはそんなお母さんに
気を遣って、あたしには
よそよそしい。
でも引っ越しの件を諦めて
ないのは、態度でわかった。
――居心地の悪い家庭。
だけどその中にいながらも、
あたしの心の中だけは、
前と少し違う。
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