《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
もっともっと、あたしの
知らない久住先生を知りたくて。
(いいんですか、先生?
あたしがそう思っても)
――あたしは今以上に
先生を求めても、
いいんですか――…?
「きゃっ………!」
急にザァッと強い風が吹いて、
あたしはひるがえった
スカートを慌てて押さえた。
と、我に返った拍子に、
前方から歩いてくる小さな
人影に目が留まる。
「あ………!」
_
知らない久住先生を知りたくて。
(いいんですか、先生?
あたしがそう思っても)
――あたしは今以上に
先生を求めても、
いいんですか――…?
「きゃっ………!」
急にザァッと強い風が吹いて、
あたしはひるがえった
スカートを慌てて押さえた。
と、我に返った拍子に、
前方から歩いてくる小さな
人影に目が留まる。
「あ………!」
_