《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
ムリだとしても、精一杯
自分の胸に言い聞かせてた時。
―――待ち望んだ声が、
あたしを呼んだ。
「如月!」
弾けるように顔をあげた
先で、軽く微笑みながら
歩いてくる人。
キャメル色のコートが、
なんか大人っぽくて
カッコイイ……。
「せ、先生――…」
「やぁ、ビックリしたな。
どこの可愛いお嬢さんかと
思ったら。
……雰囲気、いつもと違うね」
「だ、だってコンサート
だし……。
てゆーか先生、
言い方オヤジくさい」
_
自分の胸に言い聞かせてた時。
―――待ち望んだ声が、
あたしを呼んだ。
「如月!」
弾けるように顔をあげた
先で、軽く微笑みながら
歩いてくる人。
キャメル色のコートが、
なんか大人っぽくて
カッコイイ……。
「せ、先生――…」
「やぁ、ビックリしたな。
どこの可愛いお嬢さんかと
思ったら。
……雰囲気、いつもと違うね」
「だ、だってコンサート
だし……。
てゆーか先生、
言い方オヤジくさい」
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