《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
先生は初日に駅まで送るって
言ってくれたけど、うちの
生徒に見られないとも
限らないから断った。
今日も『ありがとうござい
ました』と一礼して、
あたし達はその場で別れる。
あたしは駅へ。
先生はあたしが一人で帰る
って言ったから、いつも
一度学校へ戻ってるみたい
だった。
街灯の燈る駅までの道を、
一人急ぎ足で歩いていると――
何の前触れもなく、突然
誰かがあたしの名を呼ぶ。
「――――花琳」
「え―――…!?」
あたしはギョッとして声の
方向を見た。
_
言ってくれたけど、うちの
生徒に見られないとも
限らないから断った。
今日も『ありがとうござい
ました』と一礼して、
あたし達はその場で別れる。
あたしは駅へ。
先生はあたしが一人で帰る
って言ったから、いつも
一度学校へ戻ってるみたい
だった。
街灯の燈る駅までの道を、
一人急ぎ足で歩いていると――
何の前触れもなく、突然
誰かがあたしの名を呼ぶ。
「――――花琳」
「え―――…!?」
あたしはギョッとして声の
方向を見た。
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