《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
スタジオ前の路上――
道路の脇に制服姿で
立ってたのは、
「将輝っ!?」
(な、なんで将輝がここに
いんの!?)
将輝はバスケ部だから、
部活で遅くなることはありえる。
でもそもそも、学校から
駅に直行するならこの道は
絶対に通らない。
寄り道したり、この近くの
塾にでも通ってれば別
だけど……。
「将輝………なんで……」
かすれる声で問いかけた
答えは、一拍の間の後短く
返ってきた。――思いも
よらない内容で。
「……悪い。
お前のあと……つけたんだ」
_
道路の脇に制服姿で
立ってたのは、
「将輝っ!?」
(な、なんで将輝がここに
いんの!?)
将輝はバスケ部だから、
部活で遅くなることはありえる。
でもそもそも、学校から
駅に直行するならこの道は
絶対に通らない。
寄り道したり、この近くの
塾にでも通ってれば別
だけど……。
「将輝………なんで……」
かすれる声で問いかけた
答えは、一拍の間の後短く
返ってきた。――思いも
よらない内容で。
「……悪い。
お前のあと……つけたんだ」
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