《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
響き渡る、大ボリュームの
めちゃくちゃな和音。
あたしは心臓が飛び上がる
くらいビックリして――
そのはずみで、持ってた
学生鞄を、思い切りドアに
ぶつけてしまう。
「……………!!」
焦った時にはもう遅かった。
少しだけ開いた隙間から、
久住先生がハッと驚いた
顔を向けるのが見える。
彼は立ち上がり、こっちに
向かって歩き始めた。
(ど、どーしようっ)
盗み見なんてしてたのが
バレたら、どう説明して
いいかわかんない。
_
めちゃくちゃな和音。
あたしは心臓が飛び上がる
くらいビックリして――
そのはずみで、持ってた
学生鞄を、思い切りドアに
ぶつけてしまう。
「……………!!」
焦った時にはもう遅かった。
少しだけ開いた隙間から、
久住先生がハッと驚いた
顔を向けるのが見える。
彼は立ち上がり、こっちに
向かって歩き始めた。
(ど、どーしようっ)
盗み見なんてしてたのが
バレたら、どう説明して
いいかわかんない。
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