《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
煎れたてのコーヒーを
カップに注ぐと、それを
持ってリビングに戻り、
お母さんに渡した。
「飲んだら。
暖房も入れないでそんな
所にいて、体冷えてるでしょ」
ここ数日は晴れの日が
続いてるけど、それでも
朝晩の空気は身を切る
ように冷たい。
反応がないからグッと
カップを近づけたら、
お母さんはようやく力無い
動作でそれを受け取った。
渋々……というか条件反射
なんだろうけど、とりあえず
一口飲んでくれる。
……それでいい。今は。
_
カップに注ぐと、それを
持ってリビングに戻り、
お母さんに渡した。
「飲んだら。
暖房も入れないでそんな
所にいて、体冷えてるでしょ」
ここ数日は晴れの日が
続いてるけど、それでも
朝晩の空気は身を切る
ように冷たい。
反応がないからグッと
カップを近づけたら、
お母さんはようやく力無い
動作でそれを受け取った。
渋々……というか条件反射
なんだろうけど、とりあえず
一口飲んでくれる。
……それでいい。今は。
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