《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
あたしは明るい声で言って、
閉まったままだった
カーテンを開けに行った。



眩しい朝日を迎え入れ、
今日という一日を始める。



お母さんはよくわからない
という顔をしてたけど、
あたしが煎れたコーヒーは
全部飲み、その後はちゃんと
朝食の用意をしてくれた。



後片付けと身支度が
終わった頃、苑子さんが
到着する。



お姉ちゃんのお墓は家から
車で30分くらいの所だ。



お父さんが車を出す準備を
している間に、あたしは
久住先生にメールをした。



《1時間後くらいに、
××駅に来れますか?》


_
< 344 / 440 >

この作品をシェア

pagetop