《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
当然のごとく、二人は
露骨に怪訝な表情になる。



「連れてきたいって誰だ?

穂乃花のご友人か?」



「ううん――違う。

あたしの知り合い
なんだけど……」



「…………? 
意味がわからないわ。

どうして花琳の知り合いが、
穂乃花のお墓参りに来るの?」



「それは―――今はうまく
説明できないんだけど。

後でちゃんと説明する。

とにかく、その人に来て
欲しいから呼んであるの。

行って来るから、みんなは
先に向かってて!」



「えっ? あ、花琳―――!?」


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