《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
どこをどう走ったのかも
わからない。
でもふと周りを見ると、
なんとなく見覚えのある
街並みになってることに気づく。
本能的に、自分の住む街の
方向へと、走ってたみたいだ。
――家に戻ったって、
どうなるものでもないけれど。
「ど……して………」
もはやあたしにも、この
言葉しか思いつかないよ。
どうして?
どういうことなの?
――先生がずっと想って
いた人は、お姉ちゃんだった。
物別れになってしまった
ことを悔やみ、今もまだ
忘れることができないで
いる相手は、お姉ちゃんだった。
_
わからない。
でもふと周りを見ると、
なんとなく見覚えのある
街並みになってることに気づく。
本能的に、自分の住む街の
方向へと、走ってたみたいだ。
――家に戻ったって、
どうなるものでもないけれど。
「ど……して………」
もはやあたしにも、この
言葉しか思いつかないよ。
どうして?
どういうことなの?
――先生がずっと想って
いた人は、お姉ちゃんだった。
物別れになってしまった
ことを悔やみ、今もまだ
忘れることができないで
いる相手は、お姉ちゃんだった。
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