《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
「ちょっ、何す……っ。

やめてよ、痛い……!」



「痛いじゃねーよっ。

オレは、お前は何を
言ってんだって聞いてんだ!!

もう久住と弾かないって、
どーゆーことだよ!?

完成させられないってなんだ!?」



両手にグッと力を込めて、
すごい剣幕で詰め寄って
くる将輝。



正直、将輝がなんでこんなに
怒ってるのかわかんない。



だけど感情的に詰め寄られて、
あたしもカッと頭が熱くなった。



「できないものはできないのよ!

だって仕方ないでしょっ!?

久住先生は、お姉ちゃんの
恋人だったんだよっ!!」


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