《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
「5年前――。オレは
音大生で、ピアノを弾いてた。
穂乃花と出会ったのは、
さらに1年前くらいだ。
当時彼女が習っていた
先生に、オレも以前
お世話になってて。
先生を訪ねた時に、
彼女とも話をした――」
「そう……だったんですか……」
「オレは彼女に一目惚れ
だったよ。
天使のような指先で奏でる、
美しいメロディー。
そしてそれと同じくらい
真面目で繊細な性格に、
あっという間に惹かれていった。
オレ達はしばらくすると、
人目を忍んでこっそり会う
ようになり――やがて
つき合い出した」
_
音大生で、ピアノを弾いてた。
穂乃花と出会ったのは、
さらに1年前くらいだ。
当時彼女が習っていた
先生に、オレも以前
お世話になってて。
先生を訪ねた時に、
彼女とも話をした――」
「そう……だったんですか……」
「オレは彼女に一目惚れ
だったよ。
天使のような指先で奏でる、
美しいメロディー。
そしてそれと同じくらい
真面目で繊細な性格に、
あっという間に惹かれていった。
オレ達はしばらくすると、
人目を忍んでこっそり会う
ようになり――やがて
つき合い出した」
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