《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
「……………」
先生が語るお姉ちゃんの
姿は、まさしくあたしも
そう思っている姿だ。
あたしの知るあのお姉ちゃんを、
先生も本当に好きだったん
だと、改めて実感する。
「お姉ちゃんからはそんな
話、一度も聞いたことが
ありませんでした……」
そう言うと、先生は瞬きで
頷いて答えた。
「秘密にしたいと、彼女が
言ったんだ。
練習先で知り合った相手と
つき合ってるなんて話したら、
きっとお母さんに練習が
おろそかになると心配
されると言っていた。
自分は期待されてるから、
心配かけたくないと」
_
先生が語るお姉ちゃんの
姿は、まさしくあたしも
そう思っている姿だ。
あたしの知るあのお姉ちゃんを、
先生も本当に好きだったん
だと、改めて実感する。
「お姉ちゃんからはそんな
話、一度も聞いたことが
ありませんでした……」
そう言うと、先生は瞬きで
頷いて答えた。
「秘密にしたいと、彼女が
言ったんだ。
練習先で知り合った相手と
つき合ってるなんて話したら、
きっとお母さんに練習が
おろそかになると心配
されると言っていた。
自分は期待されてるから、
心配かけたくないと」
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