《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
ガラにもないことは、
やっぱ言うべきじゃない。
そんな後悔をひしひしと
感じながら『じゃあね』と
言葉を残し、逃げるように
教室を飛び出した。
自分の教室に戻ると、
近くにいた奈緒が声を
かけてくる。
「遅かったじゃん、花琳。
ギリギリだよ〜」
「あ、う、うん………」
まだ頬がカッカと熱い。
とっさに顔をそむける
ように席についたけど、
奈緒は目ざとかった。
「………ん? どうしたの、
顔赤いけど」
「な、何でもないよ……!」
_
やっぱ言うべきじゃない。
そんな後悔をひしひしと
感じながら『じゃあね』と
言葉を残し、逃げるように
教室を飛び出した。
自分の教室に戻ると、
近くにいた奈緒が声を
かけてくる。
「遅かったじゃん、花琳。
ギリギリだよ〜」
「あ、う、うん………」
まだ頬がカッカと熱い。
とっさに顔をそむける
ように席についたけど、
奈緒は目ざとかった。
「………ん? どうしたの、
顔赤いけど」
「な、何でもないよ……!」
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