《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
(フレーム……? あぁ、
額縁のことか)



つまりは、荷物持ちだ。



あたしは用件を理解して、
すぐに頷いた。



「うん、いいよ」



今日も奈緒はバイト。

だからどうせ一人でダラ
ダラしてる予定だった。



「ありがと!

男子が写真部に行って
くれるから、私達は美術部ね。

それじゃまた後で」



安心したように笑って、
加藤さんは離れていった。



そしてHRが終わると、
再び声をかけてきた彼女と
一緒に教室を出る。


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