《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
(……バレてない――…)
その思いがぐんと強く
なって、あたしは少しだけ
肩の力を抜く。
(そうだよね。
ドア越しだもん、きっと
顔なんて見えちゃ
いなかったんだ……)
あたしの取り越し苦労
だったんだ。
気づかれなくて……
本当に、よかった。
――その後あたし達は、
隣の準備室で額を見せて
もらい、貸し出してもらう
サイズや数を決めた。
そうしてそれを二人で半分
ずつ持って、美術部を後にする。
先生との相談は加藤さんが
してたから、あたしは直接
先生と言葉を交わすことも
なかった。
_
その思いがぐんと強く
なって、あたしは少しだけ
肩の力を抜く。
(そうだよね。
ドア越しだもん、きっと
顔なんて見えちゃ
いなかったんだ……)
あたしの取り越し苦労
だったんだ。
気づかれなくて……
本当に、よかった。
――その後あたし達は、
隣の準備室で額を見せて
もらい、貸し出してもらう
サイズや数を決めた。
そうしてそれを二人で半分
ずつ持って、美術部を後にする。
先生との相談は加藤さんが
してたから、あたしは直接
先生と言葉を交わすことも
なかった。
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