《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
「花琳〜、残念だけど、
もう跡になっちゃってるよ」
「えっ? ウソッ!?」
「うん。クッキリハッキリ
真っ赤っかだな♪」
ピッと人差し指を立てて、
将輝がニカッと笑う。
「アンタが笑うなーーっ!」
あたしは机の引き出しから
出した辞書を、投げる
ように将輝に叩きつけた。
バシッと大きな音をたてて
ぶつけられたそれを、将輝は
顔をしかめつつも器用に
キャッチして、
「いってーなぁ!
あぶねーだろ、コラ」
_
もう跡になっちゃってるよ」
「えっ? ウソッ!?」
「うん。クッキリハッキリ
真っ赤っかだな♪」
ピッと人差し指を立てて、
将輝がニカッと笑う。
「アンタが笑うなーーっ!」
あたしは机の引き出しから
出した辞書を、投げる
ように将輝に叩きつけた。
バシッと大きな音をたてて
ぶつけられたそれを、将輝は
顔をしかめつつも器用に
キャッチして、
「いってーなぁ!
あぶねーだろ、コラ」
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