《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
何事もなく用事を終えて、
額を持って教室に戻り、
次のHRまでに傷でも
付けないようロッカーに
保管する。



それが済んだ頃、写真部に
行ってた男子クラス委員の
黒川クンも戻ってきた。



彼もいくつか借りて
こられて、無事フレームの
数は足りたってことだった。



「ありがとね、如月さん。

遅くなっちゃったけど大丈夫?」



「うん、全然。気にしないで」



加藤さんに答えて、腕時計で
時間を再確認する。


ちょうど、いつも帰る
くらいの時間だ。


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