《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
「だからアンタが―――」
『言うな!』って叫ぼうと
してる最後まで聞くこと
なく、将輝は『まぁサンキュ』
とか言いながらピューッと
教室を出て行く。
あたしは吐きそこなった
怒号を荒い息に乗せて、
ハーッと特大のため息を
落とすと、
「もぉっ……ホント最低な
ヤツ!」
ところが……かなり本気で
怒ったのに、周りから
あがったのはクスクスと
いう笑い声で、
「アンタ達マジで仲いいね〜。
見てるとほほ笑ましいわぁ」
奈緒が言った。
_
『言うな!』って叫ぼうと
してる最後まで聞くこと
なく、将輝は『まぁサンキュ』
とか言いながらピューッと
教室を出て行く。
あたしは吐きそこなった
怒号を荒い息に乗せて、
ハーッと特大のため息を
落とすと、
「もぉっ……ホント最低な
ヤツ!」
ところが……かなり本気で
怒ったのに、周りから
あがったのはクスクスと
いう笑い声で、
「アンタ達マジで仲いいね〜。
見てるとほほ笑ましいわぁ」
奈緒が言った。
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