《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
「……………?」
「――もうバレてるし
正直に話すけど、実は
あれが初犯じゃないんだ。
たまに弾きたくなってね――。
離れてるから職員室までは
音は届かないし、あんな
時間、普通は部活に励んでる
生徒くらいしか残ってないだろ?
だから多少聞こえても、
バレる心配はないと思って」
落ち着いた態度で、
とうとうと話す久住先生。
だけど話してる内容は、
本当に意外だ。
――たしかに、バレない
かもしれない。
音を聞きつけて不思議に
思っても、普通はわざわざ
確かめに行ったりまで
しないだろう。
_
「――もうバレてるし
正直に話すけど、実は
あれが初犯じゃないんだ。
たまに弾きたくなってね――。
離れてるから職員室までは
音は届かないし、あんな
時間、普通は部活に励んでる
生徒くらいしか残ってないだろ?
だから多少聞こえても、
バレる心配はないと思って」
落ち着いた態度で、
とうとうと話す久住先生。
だけど話してる内容は、
本当に意外だ。
――たしかに、バレない
かもしれない。
音を聞きつけて不思議に
思っても、普通はわざわざ
確かめに行ったりまで
しないだろう。
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