一人のアリス
迷いこんできた
「ねぇ!ここはどこなの?」
私の名前は花道 瑠華
家に小さな扉をみつけてもぐりこんだ
そしてたどり着いたのはここ。
枯れ木がたくさん
家は見えない
薄暗い
とても不気味なところ。
「ままぁ!ぱぱぁ!どこにいるのぉ!」
泣きながら叫ぶ5歳の瑠華。
そして聞こえた低い声
「ママもパパもいないんだよ。こっちへおいでアリス」
声に導かれ
瑠華は、
いや、アリスは
森の奥へ進んでいった