姉×弟~ちょっと待って!~

高校に入学して何日か経った日。
いつものように私は朝ごはんを食べるためリビングにいた。
中学3年生になった輝は部活の朝練でもう家には居なかった。
お父さんは...物心ついた時からいない。私が3歳の時に死んじゃったんだって。
お母さんは女手一つで私たち姉弟を育ててくれる忙しいシングルマザーだ。そんなお母さんはデパートで働いているため、今はせっせとお化粧中。
誰とも会話することなく私はご飯を口に運ぶ。
これが朝の日常。
でもこの日はいつもと違ってお母さんが口を開いたんだ。
とんでもないことを...。
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