姉×弟~ちょっと待って!~
ぎゅ・・・
・・・後ろから抱きしめられた。
「ひ・・・かる?」
「・・・ごめん、でも俺・・・」
私はゆっくり輝の腕をほどいた。
「何?お昼ご飯作ってくれるの?じゃぁ、頼もうかな。私、オムライスがいい!」
「・・・ああ、わかった。」
「じゃあ、あっちで待ってるから」
ねぇ・・・輝。どういうこと?
・・・私、自惚れてもいい?
でも・・・でもね。
そうだとすると、お母さんを裏切ることになる。
お母さんは私たちは姉弟でいて欲しいんだよ。
だから・・・女手一つで育ててくれたお母さんは裏切れない。
輝・・・大好き。