姉×弟~ちょっと待って!~
「20本」
え?・・・はいいいいいい!?
「20本!?」
輝の得点板には20と表示されている。
30秒に20本も決めれるものなのか?・・・さすが。
私は思わず苦笑いした。
「愛ちゃんは9本か~。ギリギリ勝利!」
得意げそうに笑ってピースをしている輝はすごく、すごく可愛かった!
「負けちゃった・・・。さすがキャプテン!」
「まあね。じゃ、俺が勝ったからわがまま聞いてよね。」
あれ、やっぱりマジだったんだ・・・。
「そんな顔しないでよ。とりあえずプリクラ撮ろ!」
何を言われるか緊張していたのに一瞬で糸が切れたようだった。
「プリクラなんかでいいの?」
「え?どんなわがまま言ってほしいの?愛ちゃんドM?」
「ち、ちがうもん!」
「嘘だよ(笑)。愛ちゃんかわいい~」
「っ・・・。ほら行こ!」