姉×弟~ちょっと待って!~
「輝・・・大好き。」
一生言わないって決めてたのに・・・。お母さんごめんなさい。
「・・・」
そりゃ、驚くよね。私だって驚いてるもん。こんなこと言うなんて思ってもいなかった。
「輝・・・お母さん好き?」
「・・・うん。」
「私は?」
「・・・死ぬほど好き。」
「そっか・・・」
「・・・」
「・・・内緒で付き合う?」
「・・・」
「ごめんね。これが私のできる精一杯のことなの。」
精一杯?ううん、違う。
ただお母さんに知られるのが怖かっただけ。
私は逃げていた。
それでも輝は私を受け入れてくれた。
「ううん。すっげー嬉しい。愛、好きだよ。」
「私も・・・輝、大好きだよ。」
輝の手が私の頬にそっと触れ・・・キスをした。