【完】貴方が居たから。
―梢 SIDE―



「暇だなぁ…」



夏休みなのに、デートは夜か休日だけで暇。

暇過ぎる!!

一人っ子だから、遊び相手になるような兄弟も居ないし。

去年はノリで付き合ってた男と海に行ったっけ。

思い返せば、椎都さんと違って、ガキでどうしようもない男と付き合ってたような気がする。

我ながら、男を見抜く力もなかったって事だよね。



「あーあ…」



今が幸せ過ぎて怖い!

あの合コンて事より、同僚だった高瀬さんに感謝だよ。

そして、高瀬さんと付き合ってる憂愛に感謝です!

私にこんな出会いをくれて。
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