【完】貴方が居たから。
「まぁ、2日前にヤろうとはしたで」



「“ヤろうとはした”?」



「挿れた瞬間、気絶や。俺のがでかかったんやろうな」



「……」



さすが憂愛ちゃん。

ナイスなタイミングで。

哀れな紀斗だ。



「聞いてるんか?」



「聞いてる。生殺しご苦労さん」



「うっせぇ中坊」



…グサッ!!

失礼なヤツだ!

気絶されたくせになんだよ!

白米を頬張りながら紀斗を睨む。

紀斗の視線は肉を見てて、俺を見ないけど。



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