【完】貴方が居たから。
海岸線を走り、海水浴場の駐車場に停車した車。

別荘に行く前に、海で遊ぶんだって。

水着は服の上から着て来たし、男たちは海パンにTシャツだ。



「よっしゃー!遊ぶぞー!」



少し酔ってる倉木さんは車から降りるなり、叫びながら服を脱いだ。

…張り切り過ぎ。

私は梢と波打ち際に走って行った倉木さんの背中を見ながら呆れた。



「カッコいいですね!」



「どこから来たんですか?」



「「いや…;;」」



倉木さんの代わりに狙われた兄貴と諏訪さん。

小春から何とも言えないブラックオーラ。
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