【完】貴方が居たから。
おじいちゃんとおばあちゃんに別れを告げ、私たちはスカイデッキに戻ると、諏訪さんと小春が並んで立ってる。

バレないようにこそこそ近付く男3人。

私と梢も呆れたフリをしながらも、気になる為、紀斗さんの背中にくっつき、耳を傾けた。



「俺が支えるから気にすんな。
小春を絶対1人にしないから」



「どうして突き放さないの。面倒な事、嫌いでしょ?」



「嫌いだな。でも、お前を好き過ぎて突き放す事は無理だ」



…――っ;;

こっちまで恥ずかしくなるようなセリフをぬけぬけと;;

私は梢と2人して、顔を赤くしてしまった。




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