【完】貴方が居たから。
お兄ちゃん
「近頃の若いヤツらは…」
海に場所を移して1時間。
私と梢は、倉木さんから説教をされてる。
諏訪さんのセリフに顔を赤らめたからって。
紀斗さんは別に怒ってないのに、何で私まで怒られないといけないの?
「もう、わかったから!」
「わかってないだろ!」
…今のうちに…!
私は梢と倉木さんがプチ喧嘩してる隙に、紀斗さんたちが居る海の家を目指して走る。
「あっ!憂愛ぁーッ!!」
梢が叫んでるけどシカト。
逃げるが勝ちだ。
ーードンッ
「った…」
「誰だぁ?俺にぶつかったのは」
しかし、逃げられないような人にぶつかってしまった。