【完】貴方が居たから。
まさかの出逢いだったけど、こんな貴重であろうな姿が見れて嬉しい。
「いつもの高瀬さんじゃないよね!」
「今は完全に、お兄ちゃんだね」
梢が「面白いものが見れた」と笑ってる。
面白いものじゃないけどね。
「頑張ってな」
「兄貴は憂愛を襲うなや?」
「何でお前が呼び捨てしてんねん!」
私は兄貴とこんな会話をした事がない。
男と女であるのも、一つの違いなんだろうけど。
「2年も会わんと、あんな変わるんやな」
紀斗さんが私の隣に座ると、懐かしそうに呟いた。
「いつもの高瀬さんじゃないよね!」
「今は完全に、お兄ちゃんだね」
梢が「面白いものが見れた」と笑ってる。
面白いものじゃないけどね。
「頑張ってな」
「兄貴は憂愛を襲うなや?」
「何でお前が呼び捨てしてんねん!」
私は兄貴とこんな会話をした事がない。
男と女であるのも、一つの違いなんだろうけど。
「2年も会わんと、あんな変わるんやな」
紀斗さんが私の隣に座ると、懐かしそうに呟いた。