【完】貴方が居たから。

隣の人は誰




―――気分を変えて、7人で海水浴。

梢は倉木さんと泳いで行ってしまい、兄貴と諏訪さんは、小春に審判をして貰いながらビーチバレー。

私は紀斗さんの日光浴に付き添い中。



「ヒリヒリしないの?」



「全然」



サングラスをずらし、私を見て来る。

パラソルの下で焼けないように小さくなってる私に手を伸ばす。

彼の手を握りながら距離を縮めると、体を起こした。



「何?」



「こうしたかっただけや」



「んンッ…」



炎天下。

誰が見てるかもわからない砂浜でのキス。
< 161 / 200 >

この作品をシェア

pagetop