【完】貴方が居たから。
隣の人は誰
―――気分を変えて、7人で海水浴。
梢は倉木さんと泳いで行ってしまい、兄貴と諏訪さんは、小春に審判をして貰いながらビーチバレー。
私は紀斗さんの日光浴に付き添い中。
「ヒリヒリしないの?」
「全然」
サングラスをずらし、私を見て来る。
パラソルの下で焼けないように小さくなってる私に手を伸ばす。
彼の手を握りながら距離を縮めると、体を起こした。
「何?」
「こうしたかっただけや」
「んンッ…」
炎天下。
誰が見てるかもわからない砂浜でのキス。