【完】貴方が居たから。
恋は永遠に続くモノ。
人を助ける
私は手招きされ、違和感を感じながら近付いた。
碧斗さんが汗を流し、目がキョロキョロと彷徨ってる事に気付いた。
「何かあったんですか?」
「彼女が俺の敵に拐われたんや。
悪いんやけど、来てくれないか?憂愛を捜してたんや」
「私を…?」
どうして私が行かなくてはならないのか。
碧斗さんは「女と引き換えが条件なんや」と言う。
どうやら私は身代金の代わりにさせられるそうだ。
「必ず助けるさかい。頼む!
ついて来てくれ…」
碧斗さんは、私を助けてくれた人。
行くべき…だろうか。