【完】貴方が居たから。
涙が溢れる
―――翌日の18時、私は約束の場所へ来た。
おめかしなんて、よくわからない為、髪型はポニーテールをほどき、ストレート。
服装は、白いキャミタイプのマキシ丈ワンピ。
小花が散らばり、可愛い。
足元は茶色のグラディエーターサンダル。
メイクはした事がないから、何もしてない。
「ふぅ…」
これで大丈夫だろうか。
家で何度も鏡を見たけど、着いても着替えるべきか迷う。
オシャレをこんなに気にかけたのは今までなかった。
ジャージで買い出しに行けるような人間だし。
人目なんて関係なかった。