【完】貴方が居たから。
「まさかー。あっちは電話で良いよ。私は倉木さんに会いたいの。
説教よ!」



…はい?;;

何で倉木さんを;;

私の表情で考えをわかったらしい小春は、ため息を吐き捨てた。



「何で梢って人がいながらお見合いをするの?あり得ないでしょ」



「彼女じゃないからでしょ。
それに上司へ下手に逆らったら、クビだよ?」



「男ならそんな覚悟も必要だってば!」



「……」



なんて性格だ。

わかってたけど、そこまで言ってしまうか。

恐ろしくもある。



「よし!行くよ!」



…やれやれだ。




< 84 / 200 >

この作品をシェア

pagetop