【完】貴方が居たから。
「先輩の気持ちもわからない子には、わからないだろうな」
「大人だからって、許されない事はあります」
「何が」
「梢は悲しんでる!仕事の為なら、誰を傷付けても良いんですか――ッ!?
私だったら嫌です。そんな理由で片付けられたくないです…」
離れるとか、それだけでは胸は晴れない。
好きなんだよ?
気持ちを簡単に変えるなんて出来ない。
大人になったら出来る?
だったら私は大人になんかなりたくない。
今のままで良い。
子供で良い。
「諏訪。出ろや」
「俺ですか?」
「憂愛を殴っといて偉そうな口を叩くなや」
紀斗さんが諏訪さんを連れて出て行く。
「大人だからって、許されない事はあります」
「何が」
「梢は悲しんでる!仕事の為なら、誰を傷付けても良いんですか――ッ!?
私だったら嫌です。そんな理由で片付けられたくないです…」
離れるとか、それだけでは胸は晴れない。
好きなんだよ?
気持ちを簡単に変えるなんて出来ない。
大人になったら出来る?
だったら私は大人になんかなりたくない。
今のままで良い。
子供で良い。
「諏訪。出ろや」
「俺ですか?」
「憂愛を殴っといて偉そうな口を叩くなや」
紀斗さんが諏訪さんを連れて出て行く。