*空の下で恋をした*
*秘密をあかす時…
キーンコーンカーンコーン♪

---*YURA SIDE---


結局、先生と私はこのじかんを、おしゃべりに使った。

「先生っ。実は私…養子なんです。」

「っっえ?!」

「ホントなんです。家族みればわかります。明らかに。」

「………。」

「何かごめんなさい。

暗くして。」

「全然大丈夫だ。俺の兄貴も養子だから…。」

「そうなんですか?!」

---*HAKU SIDE---

「先生っ。実は私…養子なんです。」

「っっえ?!」
少し驚いた。

琴吹が養子だから…ではなく、

堂々と、言える姿に。

「ホントなんです。家族見ればわかります。明らかに。」

「………。」

俺の兄貴も確か養子だった。

でも、その兄貴はいとこだから、血はつながってるし、なんとなく似ている。

「何かごめんなさい。

暗くして。」

家族と全然似てないってことか…。

琴吹はどんだけ苦しんだんだろう。


「全然大丈夫だ。俺の兄貴も養子だから…。」

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