2人のユウを繋いだ空



「あ、もしかして由宇ちゃん花火とか嫌だった?」



心配そうな瞳を向けてあたしに聞いてくる先輩。



「嫌だなんて…
あるわけないです!


それに……」



え?それに…?


あたし何てこと言おうとした!?


だって今、『大好きな先輩と来れて幸せです』なんてことを続けようとしたよねぇ~!!



あり得なぁ~ぃ!!!





「ん?それに?」



「ん~っと、それに今日は天気が良くて良かったですよね。」



「そう、だね。」



うぁああ-

なんか文脈からしてこの発言変じゃなかったかしら……?



ん、もう、あたしのアホぉ!










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