2人のユウを繋いだ空



こういう時は何を話すのが正しいとか、全くわからないあたしは、いつもの屋上と同じように自分からは話さなかった。



だけど、その2人を包み込んでる空気は、穏やかに、かつ、ゆったりと幸せを纏って流れていて、

無言の時間も幸せだった。














ヒュルルルル‥‥‥

──…バーン



「「わぁ。」」



2人ハモったことに顔を見合わせながら、次々とうち上がっていく色とりどりの花火をみていた。









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