2人のユウを繋いだ空




ふぁーっと、先輩の香りが近くでしたと思ったら、次の瞬間には、あたしは先輩の腕の中にいた。



「由宇ちゃん、」



再び切なそうな声であたしの名前を呼ぶ。



「はい。」

















「俺と付き合って。」




言葉にならない分だけ、涙がたくさん溢れだした。








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