２人のユウを繋いだ空

ぼっ、と顔が赤くなるのがわかる。



その言葉ってつまり……、そういうことだよね。



付き合って半年以上、先輩は忙しかったからもあると思うが、キスまでしかして来なかった。



だから、そろそろ次のステップ踏むのは当たり前っちゃ、当たり前なんだけど……







あたし、初めてだから……。








「ん？だめ？」



そんなうるうるした瞳で見つめるのは、反則です～！



あたしは首を横に振ることが精一杯だった。




そんなあたしを見て、ぎゅっと抱きしめた先輩は、


「大好き。」



と、耳元で囁いたもんだから、あたしはもうドキドキして仕方がなかった。