2人のユウを繋いだ空



小降りになってきた雨の中、先輩に手を引っ張られながら、中庭を通って、北館へと進む。



その間、先輩は終始無言。



なんかあたし悪いことしちゃったのかな-?


ちょっと不安。











着いた先は屋上へと繋がる扉の前。



そこで先輩は初めて振り返った。


そこで一言、


「なんで来てくれなかったの?」





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