もう一度
ホームルームが終わり、やっと帰れる。
荷物をまとめて、帰ろうとした時・・
「梅村さん?」
「はい?」
ある女の子に話しかけられた。
いかにも女の子って感じでか弱そうでうちとは正反対だ。
「私、上野亜子。あの・・・・私と仲良くしてくれないかな?」
わぁーでたこのパターン!
断りたいとこだけど、この子断ったら泣いちゃいそうな感じだよね?
「あ、どうぞ」
「嘘!?やったー。あっ私のことは亜子でいいよ。なんて呼べばいい?」
「なんでもいいよ。」
「じゃかんなちゃんって呼ぶね。じゃまた明日~。」
そういって上野亜子って人がすごいスキップしながら去って行った。
うちと友達になっただけであんなに喜ぶもんか?
しかもうちうわっつらだったし・・・。
変な人もいるもんなんだね。
「梅村~。友達できたやん♪」
げ、でた。
あの渉ってやつ。