あたしだけの君でいて。

素直なキモチ


ハァハァ・・・。



普段ろくに運動していないあたしはすぐに疲れてしまった。





今もずっと握られている手に違和感と戸惑いを覚えたまま圭ちゃんの背中を見つめている。








「・・・ねぇ。」








あたしは呼吸を整えて圭ちゃんに声を掛けた。







そしてゆっくり圭ちゃんはあたしの方へ振り向いた。








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