龍神


 ~夢~

  「こーきー待ってよー」

  「ったく、しょうがねーな、ほらっ」

   小さい彼は
   小さい手をあたしに向けた。

  「麗華は、一人じゃ何にも出来ないんだな(笑)」

  「できるよっ!!」

  「強がるなって
   安心しろ、俺がずっとそばに居て麗華の面倒見てやるから」

  「ホント!!ずっと一緒なの?」

  「あぁ。お前の面倒見れるのは俺くらいしかいないから」

  「じゃぁ、約束だからね。」
 
  彼はクスッと笑って左の小指を出した。
  そして、、、
  
  「もうひとつ約束しよう。大きくなったら恋人になって、大人になったら結婚す    る。これがもう一つの約束。」

  「うん!!絶対だよ!麗華、光輝のお嫁さんになる!」

  「ほら、指切りげんまん~・・・」


 ~夢終~
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