学園レモネード
20分くらい経った時、教室の扉があいた。振り返るとサッカー部の男子だった。
「おっ、柳野じゃん。誰か待ってんの?」
「あ……マッキー。雨が弱くなるのを待ってるの。」
マッキーこと牧田くんは、クラスでも仲のいい男の子。
この前、あやと手をふった人でもある。
「なんかお前の後ろ姿、負のオーラがただよってたぜ。」
「失礼ねっ!薄暗いからよ。」
「わかってるって~。あ、俺もう部活が終わるから傘入ってく?」
「ありがとうっ。マッキーやさしいっ。」
「今ごろ気づいたのかよ~!」
2人で爆笑しながら教室を出た。
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