学園レモネード
「はあ、今日もいないかぁ…。」
と、溜め息をつく。
期待はしていても、結局はいつも通り。
部活はほとんど学校らしいし、会うというか、見つける日の方が圧倒的に少ない。
だけど、今日はいつも通りではなかったみたい。
「柳野さん…?」
いつも遠くからしか聞こえなかった声が、後ろからした。
そして、自分の名前を呼んでいる。
例えると、心臓からどんどん全身が凍りついていくみたい…。
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