学園レモネード
「しっ……しっ…篠崎くんっ!?」
自分でもわかるほど、顔が真っ赤になる。
これは、夢かな?えっ……夢?
あっ……夢じゃない!?
頭は混乱状態。
篠崎くんはゆっくり歩いてきながら、
「ん。いきなり話しかけてごめんな。後ろ姿で、もしかしたら…と思って。」
私の後ろ姿、知っているんだ…。
それもそうだけど!
ヤ…ヤバイ。まさか、こんなドッキリがあるとは…。
嬉しすぎるっ!!
「ううん、全然いいよ。篠崎くんは部活はもう終わり?」
「今日はちょっと早く終われたから。」
ほほえむ篠崎くん。
胸がキュンとする…。
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