学園レモネード

「しっ……しっ…篠崎くんっ!?」


自分でもわかるほど、顔が真っ赤になる。



これは、夢かな?えっ……夢?

あっ……夢じゃない!?



頭は混乱状態。



篠崎くんはゆっくり歩いてきながら、

「ん。いきなり話しかけてごめんな。後ろ姿で、もしかしたら…と思って。」



私の後ろ姿、知っているんだ…。


それもそうだけど!
ヤ…ヤバイ。まさか、こんなドッキリがあるとは…。

嬉しすぎるっ!!





「ううん、全然いいよ。篠崎くんは部活はもう終わり?」

「今日はちょっと早く終われたから。」


ほほえむ篠崎くん。
胸がキュンとする…。





.
< 9 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop